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⑤犬達とキャンプ

 カヌー散歩.gif沈ごっこ0001.gif 田子倉ダムでキャンプしている時のことです。 娘と二人で湖をカナディアンカヌーで散歩していると娘が私に聞いてきました。

 ”沈”てなあに??

 カヌーがひっくり返ることだよ!!

 面白そう、やってみようよ!!

 嘘だろ??

 ひっくり返す沈ごっこ0002.gifよ!!

 始め私はパドルで水面を押さえ、ひっくり返らないようにしていましたが、力を緩めると、あっとゆうまに、みごとに”沈”沈ごっこ0003.gif

 この後、私は娘を捕まえて、水に沈め、肩を足で押して水中深くまで、押しやりました。  娘はライフジャケットを付けてい沈ごっこ0004.gifたので、水上に勢い良く、腰のあたりまで飛び出してきて、 ”面白いもう一回やって”だって。

 このガキなんだ!!   湖ガキか!!

 

 tokokura.gif ラックルと楽しくキャンプする為には誰も来れない所でキャンプするのが、一番と言う単純な理由で湖にカヌーで漕ぎ出し、良い場所を見つけてキャンプすることにする。

場所は田子倉ダムに決め、海の日の連休に下見に行き、カヌーを出す場所は、只見沢、キャンプするのは赤芝沢に決定し、お盆休み決行することにすtokokura2.gifる。

お盆休み、当時の愛車パジェロにカヌー2艇とキャンプ道具を積み込み出発、一路、田子倉湖の只見沢に。

只見沢に到着し、私はカナディアンカヌーのミックマックにキャンプ道具、遊び道具を満載して、赤芝沢に向けて出発。

tokokura3.gif妻は娘とラックルを乗せて、フジタカヌーのファルトボート2人艇で出発、この日は風が強く、ひたすら、もくもくと漕ぐ。後にひたすら漕ぐことを田子倉もくもく漕ぎと名付ける。 1時間半で赤芝沢に到着する。

赤芝沢でキャンプサイトを設営している時、アブの多さに驚く、帰ろかな? 7月には居なかったのに。 それでも夜tokokura5.gifにはアブが消えた。 水は赤芝沢を利用、トイレはスコップを持って、山の中への生活が始まった。燃料はすべて焚き火、薪は周りにいくらでも有る。

食事も焚き火の周り。 誰も来ないと思ったのに船で人が来た。何ですか、釣竿持ってますね、遊魚料を払って下さいだって!! 

洗い物はすべてtokokura4.gif、赤芝沢。食器・衣類・体、まるで難民キャンプみたい。 落ちている枝で何でも作りました。

本日は湖の奥を探検。 島太郎沢でのこと。 島太郎沢の入り江は奥が深いがどんどん入って行くと、流れ込みが見えだした時、流れ込みの陸地から黒雲が上がった、何だと思っていると、アブの大群。  逃げろ、必死で漕ぐ、(このtokokura60001.gif時のスピードを後にアブスピードと呼ぶようになった) 妻がサンダルを脱いで、自分の前で振り回し出した、パチパチ音がしている、おそろし!!   本湖に出ると、アブは去っていった。

イワナも釣れたし、ヤマメもtokokura7.gif釣れた、楽しかった、また来よう。

田子倉湖のあいよしの滝は湖に直接落ちています。滝つぼは無かったけど、ここは滝風が有りすずしかった。ここで泳いでいたら、クルーザーが来て呆れてた。

  yabankyanpu2.gifのサムネール画像 yabankyanpu3.gif yabankyanpu1.gif

 子供と花火が苦手になったラックとキャンプにいくために私たちは、急速に野蛮になって

 いきました。 テントをドーム型のヨーレイカのウィンドパスに買い替え、当時は全く無名

 だったスノーピークのコッフェルを買い、一艇目のカヌーを入手しました。 キャンプ場を

 避け、山の奥や川原、湖のほとりでのキャンプに切り替えたのです。 "北の国から"

 じゃないけどトイレも電気もないんです!ってことになりました。 その辺から拾ってきた

 薪を燃やし木で組んだものにコッフェルを下げ、焚き火で暖をとる。 しかし、ある意味

 これは実に正しいキャンプの姿だったと思うのです。 でも、昨今は直火を焚ける場所

 はほとんどなくなってしまいましたね。 今では私たちも焚き火台を持っていくようにして

 います。 この頃は、食器を洗うのも川の水しかなかったので、洗剤を使わないように

 する為に、食べ終わったら食器に熱湯を注ぎ、ウェットティッシュでクリクリ、その後、

 クッキングペーパーでふき取ると完璧!と考えていました。 排水が直接、湖などに

 流れてしまうような施設のキャンプ場でも私たちはずっとこの方式で食器をきれいにして

 いました。 設備の整ったキャンプ場もいいけどこんな野蛮な野宿もいかがですか?

 

tento2.gif aneyosi3.gif 

犬を連れて遊びに行くにはキャンプしかない!

と、大した予備知識もなく私達のキャンプは始まりました。

ところが、夏のキャンプ場には子供がわんさか居て、花火がドンパチになることを意識して

いなっかったわけです。 前回、書いたようにラックは子供が苦手、ついでに花火も大嫌い

・・と言うことは結果は知れておりました。 ほとんど人が居なかった初日はとても楽く

過ごせたのに、人が増えて花火があっちこっちで鳴り始めると、ラックは全く落ち着かなく

なり、容赦なく近づいて来る子供に対してはちょっと危険な感じさえしてきました。

だから我が家は人出の多い時期のキャンプ場を避け、浜辺や山奥の沢沿いなどに遊び

場所を移していくのです。

左の写真は、我が家の初代のテント。 タープがまだ普及していなかった当時、立ち木を

使ってつくるさしかけや、ビーチパラソルは貴重な日除け、雨よけでした。 また、この

テントはフライシートが大きく、シートの半分ほどにテントが蚊帳のように吊るされるタイプ

で、前のスペースには食料や道具を置いたり、雨が降ったらテーブルを持って逃げこんだ

りと、なかなか便利だったのです。 ただ、ポールががさばり、後ろ側から雨が吹き込み

安いなど野蛮になっていく私達にはちょっと物足りなくなっていくのです。

 

 

 

 
  

 

 

 kajirareta.gif

全く予期しない不幸な事件が起きました。

ラックは1歳、娘は0歳。  一泊二日の小旅行に出かけ、私達は宿に泊まり、ラックは

車中泊。  一日目は何事もなく過ぎ、二日目の朝、宿の朝食の前にラックを散歩させ

また車に戻して、私達は朝食をいただいていました。当時、我が家の車はワンボックス

でサンルーフの開くタイプだったので、暑くならないようにルーフを全開にし、周囲の窓

も少しづつ開けておきました。 宿の駐車場が少し離れた所に有った事は、私達に

とって全くの計算外な事でしたが、まさか、あんな事になろうとは・・・

きっと、車の中でじっと、宿の方を見ていたであろうラックを、車外から数人の子供達が

かなり、からかったらしいのです。 前日、ダートを走って埃だらけだった車に小さな手

の跡が多数付き、サンルーフから投げ込まれた小枝が散らばっていました。 近くに

居たおばあさんが”子供達がからかってた”と、教えてくれました。 車の内装は怒り

狂ったであろうラックがかじってボロボロ、荷物もボロボロ、そして何よりもラックの心が

ボロボロでした。 車から絶対に出られない犬を外からからかった。いや、イジメタ、

あの子供達ももう、いい歳になっていますね。 せめて、居心地の悪い思い出として

心に残っているといいのだけど・・・  ラックはその後の13年間をずっとこの事件の

トラウマを抱えて生きたのですから。

車中に犬を置いていく時は本当に細心の注意を払わなければなりません。いい大人

がちょっかいを出すこともありますから。 当時よりはましだと思うけど、犬達の社会

的立場は弱いものです。

  こうして、ラックは一人で留守番すること、車の中に置かれることが大の苦手で

子供嫌いな犬になってしまいました。

yosimito.gif hamabe.hannkati.gif nasi.gif

初代犬ラックルが支配した、我が家のアウトドア初期 1.

我が家の初代犬、アイヌ犬のラックル(アイヌ語で天界と人間界を結ぶ神様の名前、以後

は通称のラックと書きます)は28年前、どーしても犬の居ない生活に耐えられなかった私

の希望で我が家の一員となりました。   当初、実家と同様、柴犬をと考えていたので

すが、”もうすぐアイヌ犬の仔犬が生まれるよ。柴犬より大きいけど、おとなしくて良い犬種

だよ。”などと言われて、つい、その気になって、仔犬が生まれるまでの1ヶ月間、母犬の

もとに通いつめたのでした。   (確かにその母犬は人懐こく、おとなしい、とってもいい子

でした。)  しばらくは仔犬を家の中に置く予定で囲いや敷物、フード、フード入れ、水入

れなどを用意して、ラックを迎えに行った、その日から我が家のドタバタ悲喜劇が始まった

わけであります。                                

突然、母犬や兄弟犬と別れてひとり?で我が家に来たのですから淋しいのは当たり前・・

トイレトレーニングはこれからなのだから、あちこちにするのも当たり前・・とは言っても、

まだ若かった私にとって、けっこうシンドイ日々だったと言えます。 でも、娘が生まれて、

この時の経験は大いに役立ちましたよ・・   夜、囲いに入れて、寝ようと思うと泣きだし

てガードをよじ登って私の所に来ようとする。 せっかく、おしっこを教えているのに私が

気づかなくて、抱き上げたとたんに、ジャ~。   戦いに敗れたのはこっちで、寝るまで

私が着ていた物がラックの寝床になり、ク~ンと泣かれれば、さっさと目が覚めるように

なりました。  本当は当たり前の事で私自身に子供を育てることへの自覚がなかった

だけなんですよね。    その後も、ごみを捨てに行っても泣いてる、買い物に行っても

泣いてる。 そのうち、庭から脱走して隣家でご飯をもらってる。 いつも隣家に収容さ

れているならば良し。 行方不明にでもなったら困ると思い、囲いを高くしてもまた、

よじ登る・・・ 私達は忍者養成コースを突っ走り、次の年には囲いに忍び返しを付け、

ラックが頭をぶつける音を何度も聞くはめになったのです。                                                                             

今、これを書きながら、ふと、「世界一おばかな犬・・・」を思い出していました。                                       

手間の掛かる子程、可愛いのは人間の子も犬の子も一緒です。                                                

こうして、可愛いけどけっこう大変な犬ラックと私達夫婦と一人娘の生活が始まりました。

 これがどうして、アウトドア、キャンプ、カヌーと我々が野蛮になっていくのかは次の

回に書いていきます。

 

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