アスパラガスを育てて収穫するにはどうすればいい?
桃栗三年、柿八年と言いますが、サラダやパスタによく使われる野菜として人気の「アスパラガス」は、種から育てた場合、なんと3年はかかってしまう野菜なのです。
しかし、苗からなら家庭菜園でもそこまで難しくはない野菜です。
それではその栽培方法を説明していきましょう。
アスパラガス栽培には「深さ」が必要?!
アスパラは「多年草」で、初めの2年ほどは根を太らせることに費やします。
ですが、ここでは初心者にもやりやすい苗からの栽培を取り上げますので、この太らせる工程を終了しているものを紹介します。
苗は秋に植付けを始めますが、これは根を太らせて春に収穫するためです。
また、根が地中深く伸びることや大量の肥料を必要とすることから、プランターよりもお庭のちょっとした畑ぐらいが植付けにおすすめです。(プランターなら深いものを使用しましょう)
深さも50〜60センチと、根野菜ほど掘り起こす必要があります。
酸性土壌を嫌う植物なので、植える前に大量の堆肥と石灰をしっかり混ぜ合わせた土を用意してください。
土は苗がしっかり土をかぶって周囲の土と同じ高さになるように植え付けましょう。
収穫と成長のサイクルが重要
興味深いのはその成長過程で、アスパラは細いものが太くなるといった育ち方をしません。
最初に出てきた太さの物がそのまま大きくなります。
もう少し太くなるのを待ってから収穫しようとは考えずに、伸びたものを素直に収穫してください。
そして、収穫に関しても欲張ってしまうと、翌年の芽の出が良くなくなります。
1カ月弱収穫したら収穫を辞め、それまでのサイクル同様根を太らせる期間を与えます。
秋になって芽が黄色く枯れてきたら切り取ってしまい、根だけを残した畑に追肥をして冬を越させます。
このサイクルを繰り返すことで数年間収穫を楽しむことができます。