家庭菜園でとうもろこしを栽培する方法とは?
学校の授業で紹介されたりもしている「とうもろこし」は、風で花粉を飛ばして受粉することが最大の特徴です。
受粉しなかった部分は実にならず、結果ポツポツの“実もどき”状態になってしまったということは、育てたことがある人ならば一度は経験したことがあることかもしれません。
しかし、とうもろこしは育て方に特別難しいところはなく初心者向きの野菜なので、ポイントを押さえれば上手に育てることができます。
それではその栽培方法を説明していきましょう。
とうもろこしは密集状態になるように植える!
栽培する際には、受粉しやすいように一カ所に集めて密着した状態で植えてください。
縦一列で植えるよりも立列×横列になるように植えるほうが、より確実に受粉を促せます。
また日当たりの良さが重要なので、しっかりと日の当たる場所を選んであげましょう。
プランターで栽培する場合は?
プランターで育てる場合は、種からの場合でも少し深い位置に植えてあげると、しっかりと根を張って倒れにくくなりますから、深めのプランターを選ぶのがコツです。
もっと対策をたてるなら、台風に備えて支柱を立てるほうが安全に育てられます。
また、「追肥」をしっかりとあげるのが、プランターでとうもろこしを育てるコツです。
受粉状態を観察しよう!
受粉に関してですが、受粉状況が悪いようであれば「人工授粉」を行ってあげる必要があります。
茎の一番てっぺんに出る雄花を切り取り、実の先に出ている白い糸状の雌花に振り落とせば受粉できます。
雌花の出たとうもろこしは一番上の物を育てるようにします。
茎の下のほうに生えてきたものは、栄養を取る上に受粉がうまくいかないことが多いので、ヤングコーンとして食べる方がおいしくいただけます。