家庭菜園の株間ってどれくらいにすべき?
家庭菜園で野菜を育てる際には、その野菜が育つのに必要な空間というものがあります。
根を張って栄養分を吸収する植物にとっては基本ですね。
そもそも「株間」とは、植える野菜と野菜の間との距離を言います。
この株間は野菜によって異なります。
葉物野菜でも種類によって株間は異なる
葉物野菜で、株間がほとんどない状態で植えられているのを見たことがあると思います。
しかしそれは後から間引かれるので、最終的には適度な株間を作り出されるのです。
例えば、葉物野菜の中でも大きくなる白菜やキャベツ、ブロッコリーなどの種類は、40〜50センチの株間を必要とします。
少し小ぶりになるレタス類などは25〜35センチほど、チンゲン菜や春菊などは20センチ前後、ほうれん草や小松菜などは5〜7センチほどです。
果菜類はより広い空間が必要
果菜類(トマト、ナス、ピーマン、とうがらしなど)の株間ですが、こちらは広範囲に根が張ることもあって50〜60センチほどの株間が必要になります。
つるを伸ばして育っていくスイカやカボチャなどは、80センチ前後の株間がいります。
また、キュウリやニガウリなども70センチ前後の株間を必要とします。
こちらは葉が横に広がって実がなっていくのですが、一つのツルにいくつも実をつけさせ栄養分を行きわたらせるために、広い株間が必要となるのです。
根菜類の株間は?
根菜類については、大根や大きなカブなどは20〜30センチ、ニンジン、ゴボウ、タマネギなどは10センチ前後です。
このように野菜の種類によって株間は変化します。